ジオ散歩・・・「池」の田んぼを歩く

田植えの始まった「池」の田んぼを歩いてきました。2009年9月に訪れて以来ですが、相変わらず何か懐かしい風景がひろがっています。(2013年5月17日撮影)

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山神社の前の駐車場が整備され、伊豆半島ジオパークの案内板も設置されていました。

大室山の噴火でできた「池」の田園風景(伊豆半島ジオパークの案内板より)
『約4000年前の大室山の噴火によって流れ出した溶岩が、南側にあった深い谷をふさぎ、「せき止め湖」ができました。この湖が、現在の「池」の名の由来になっています。
この「せき止め湖」の田園開発が江戸時代から始められ、明治以降の排水トンネルの整備に よって湖は消滅しました。
干拓によって生まれた水田は、四季を通じて美しい里山風景を楽しむことができます。』

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では、右回りに歩いて行ってみましょう。遠くにげんこつ山(矢筈山)が見えて います。

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田植えの作業が着々とすすんでいて、脇をのんびり歩くのは、少し気が引けますが・・・

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げんこつ山が近づいてきました。さらに歩を進めていくと橋のところに着きました。

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この橋の下を流れるのが、来る途中に見かけた「耕地整理の碑」に記された鳴沢川です。
川を付け替えるというのは、大変な工事だったはずです。それも大正6年ですから・・・

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それでは、川に沿って歩いていくことにします。
道はあじさいに囲まれていました。(6月のあじさいの季節が楽しみです。)

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道端で咲いている花です。 よく見かける花ですが、まとまるときれいなものです。
「雑草も見方を変えれば山野草」・・・可愛い花たちです。

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田んぼを眺めながら歩いていくと、川の先に排水トンネルが見えてきました。
この水はしばらく土の中を流れ、約1キロ先から顔を出し、対島川と名前を変えて城ヶ崎海岸に流れ落ちます。(対島の滝

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このトンネルの完成を記念した碑が近くにありました。
平安都城碑」・・・碑文は「平安都城と天地同じく長久」と読むそうです。
約1kmのトンネルが、明治3年に完成した際の「池」地域の人々の思いが込められています。

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前回にもふれましたが、今はのどかな「池」の田んぼの風景も、長年の水との格闘の中で出来上がったきたものなのですね。

戻る途中、現在行われている「伊豆高原アートフェスティバル」(5月31日まで開催)の案内を見つけ、楽居坊・斉藤トシコさんのアトリエにお邪魔させていただくことにしました。

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素敵な作品にかこまれながら、色々お話もお聞かせいただいて、楽しい時間を過ごすことができました。(歩いてきた疲れもどこへやら・・・)

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たのしい一日となりました。また時間をみつけて出かけたいと思います。

■「池」のたんぼの場所


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参考サイト:伊豆半島ジオパーク

〈ジオ、ジオパークとは〉
「ジオ」はギリシャ語で「地球」や「大地」を意味し、ジオパークは地質や地形などを貴重な遺産と考え、保護と活用を図る「大地の公園」とも訳されます。